当塾の指導「コーチング」について
こんにちは。こんばんは。
Study atの柄澤です。
「コーチングって何をするの?」
〜“勉強を教える”だけでは成績は変わらない〜
「塾って、勉強を教えてくれる場所ですよね?」
もちろん、その通りです。
分からない問題を解説したり、解き方を教えたりすることは、塾として大切な役割です。
ですが、実際に多くの生徒を見ていると、
“教えてもらっただけ”では成績が変わらない生徒もたくさんいます。
なぜでしょうか?
それは、成績を上げるためには、
- 「何を勉強するか」
- 「いつやるか」
- 「どれくらいやるか」
- 「本当に実行できるか」
- 「できなかった時にどう改善するか」
こういった部分が、とても大切だからです。
そして、この“勉強を前に進める力”をサポートするのが、
私たちが行っている「コーチング」です。
そもそも、なぜコーチングが必要なの?
勉強で困っている生徒の多くは、
「勉強のやり方が分からない」というより、
「続け方が分からない」
という状態です。
例えば、
- やる気が出ない
- 計画を立てても続かない
- 何から始めればいいか分からない
- テスト前だけ焦る
- ワークを終わらせるだけになっている
こんな経験、ありませんか?
実はこれ、大人でも難しいことです。
社会人でも、
- ダイエットが続かない
- 早起きできない
- 予定通りに進まない
ということは普通にあります。
つまり、
「分かっている」と「できる」は別
なのです。
だからこそ、生徒に必要なのは、
ただ説明を受けることではなく、
「どうすれば実行できるか」を一緒に考えること
です。
コーチングをすると、どう変わるの?
コーチングを続けていくと、生徒は少しずつ、
- 自分で考える力
- 行動を振り返る力
- 継続する力
- 優先順位を考える力
が身についていきます。
最初は、
「今日は何やればいいですか?」
と聞いていた生徒が、少しずつ、
「今日はここまで進めます」
「昨日は集中できなかったので今日は先に数学をやります」
と、自分で考えて動けるようになっていきます。
これは、勉強だけではありません。
将来、社会に出た時にも必要になる、
“自分で行動を管理する力”です。
実際のコーチングの具体例
では、実際にどんなことをしているのか。
よくあるケースを例にしてみます。
ある生徒の話
その生徒は、1か月の勉強計画を立てました。
例えば、
- 数学ワーク50ページ
- 英単語300個
- 理科の学校ワーク2周
などです。
面談の時には、
「これならできそうです!」
と言っていました。
ですが、1か月後。
確認してみると、達成度は約半分。
数学は途中まで、
英単語も覚えきれていない。
理科はほとんど手がついていませんでした。
ここで、昔ながらの指導だと、
- 「なんでやらなかったの?」
- 「もっと頑張りなさい」
- 「やる気あるの?」
で終わってしまうことがあります。
ですが、私たちはそこを責めるだけでは終わりません。
コーチングで大切なのは「原因分析」
まず最初に行うのは、
「なぜできなかったのか?」
を一緒に整理することです。
例えば話を聞いていくと、
- 計画量が多すぎた
- 部活後に疲れて寝てしまった
- 英単語を後回しにしていた
- “毎日やる”が曖昧だった
- 土日にやろうと思って結局できなかった
など、色々な原因が見えてきます。
ここで大切なのは、
「できなかった=ダメ」
ではないということ。
本当に大切なのは、
「次はどうしたらできるか」
を考えることです。
実際には、こう改善していく
例えば、その生徒にはこんな改善をしました。
① 計画量を調整する
最初は理想を詰め込みすぎていました。
なので、
「毎日3時間勉強する」
ではなく、
「平日は1時間半を確実にやる」
に変更。
“理想”ではなく、“実行できる量”にします。
② 勉強するタイミングを固定する
「家に帰ったらやる」だと曖昧です。
なので、
- ご飯前に30分
- お風呂後に英単語15分
のように、行動レベルまで具体化します。
③ 「終わらせる」ではなく「できるようになる」に変える
多くの生徒は、
「ワークを終わらせる」
ことが目的になっています。
ですが、本当に大切なのは、
「自力で解けるようになること」
です。
なので、
- 間違えた問題を解き直す
- 解説を見ずにもう一度やる
- 人に説明できるか確認する
というところまで取り組みます。
それでも、またできなかったら?
ここまで読むと、
「なるほど、改善すればできるようになるんだな」
と思うかもしれません。
ですが、実際には——
改善しても、またできないことがあります。
むしろ、最初から全部上手くいく生徒の方が少ないです。
例えば先ほどの生徒。
- 計画量を減らした
- 勉強する時間も具体的に決めた
- 行動しやすい形に変えた
それでも、次の1か月後。
また予定通りにはできませんでした。
ここで、
「またダメだったね」
「意志が弱いね」
で終わってしまえば、生徒は少しずつ、
「どうせ自分はできない」
と思うようになってしまいます。
ですが、コーチングでは、
ここもとても大切にしています。
コーチングで大切なのは「失敗の使い方」
私たちは、
“できなかったこと”そのものより、
“できなかった経験をどう使うか”
を大切にしています。
なぜなら、人は一回で完璧には変われないからです。
赤ちゃんも、最初から歩けません。
転んで、
立って、
また転んで、
少しずつ歩けるようになります。
勉強も同じです。
「継続する力」も、
「自分を管理する力」も、
実は練習が必要なのです。
だから「根性論」では終わらせない
では、再びできなかった時、どうするのか。
ここでコーチングでは、
「もっと細かく原因を見る」
ことをします。
例えば、
「平日は1時間半勉強する」
という目標でも、
実際に聞いてみると、
- 家に帰るとスマホを触ってしまう
- 疲れてソファで寝てしまう
- 最初の1問に取りかかるまでが長い
- “今日はいいや”が増えている
- 分からない問題で止まってしまう
など、本当の原因はもっと細かいところにあります。
つまり、
“やる気がない”のではなく、
“行動が止まるポイント”がある
ということです。
だから、
スマホを触ってしまうなら
- 別の部屋に置く
- 勉強中は親に預ける
- 最初の30分だけ触れないルールにする
最初の一歩が重いなら
- “問題を解く”ではなく
- “机に座る”を目標にする
- 最初の5分だけやる
- 英単語3個だけやる
分からない問題で止まるなら
- 「5分考えて分からなければ質問」
- 「止まったら印をつけて先に進む」
というルールを作ります。
つまり、
「もっと頑張れ」
ではなく、
「どうすれば動きやすくなるか」
を一緒に考えていくのです。
コーチングは「小さな成功」を積み重ねる
多くの生徒は、
最初から完璧を目指しすぎます。
ですが、コーチングでは、
“昨日より少し前進する”
ことを大切にしています。
例えば、
前回は10日間ほぼ勉強ゼロだった子が、
今回は、
- 週3日は机に向かえた
- 英単語だけは続いた
- 塾の宿題は終わらせた
これも立派な前進です。
もちろん、そこで満足はしません。
ですが、
「自分でもできた」
という感覚は、次の行動のエネルギーになります。
最終的に育てたいのは「自走力」
コーチングの本当の目的は、
ずっと誰かに管理され続けることではありません。
最終的には、
- 自分で計画を立て
- 上手くいかなかった原因を考え
- 修正しながら前に進める
そんな状態を目指しています。
これは、勉強だけではありません。
高校でも、
大学でも、
社会に出てからも必要な力です。
だから私たちは、
ただ問題を教えるだけではなく、
「自分で成長できる力」
を育てたいと考えています。
もし今、
- 勉強が続かない
- 計画通りに進まない
- やる気に波がある
- 何から始めればいいか分からない
そんな悩みがあるなら、
それは「能力がない」のではありません。
“やり方”と“進め方”を整えていけば、変わっていけます。
私たちは、そのための伴走をしていきます。
今回は以上です。